Diablo III」,最新パッチのバグでオークションハウスの利用が一時的に停止

Diablo3 RMT2013年5月8日に掲載した記事でお伝えした「Diablo III」の最新パッチ「1.0.8」だが,ゴールドの不正入手を可能にする“ゴールド・デュープ”と呼ばれるバグが見つかり,オークションハウスの利用が一時的に停止されている。 Diablo 3 RMT問題の修正は,スタックできるゴールドの上限を100万から1000万に引き上げた部分で,詳述は避けるが,リアルマネーの限度額近くスタックするとプログラム内部演算がオーバーフローを起こすというバグを使い,大量のゴールドを手に入れることができるというものだ。 この修正はテスト時には実装されていなかったとのことだが,動画投稿サイトなどを通じてゴールドデュープの方法が瞬く間に拡散し,多くのプレイヤーが莫大なゴールドを不正に入手した模様だ。これに対応してBlizzard Entertainmentはすぐさまオークションハウスを閉鎖したが,今のところ,復旧の予定はアナウンスされていない。 公式フォーラムでは,このゴールドデュープを利用したプレイヤーのアカウント停止を検討中であることが発表されており,一部のプレイヤーは不正入手ゴールドの返還を始めているという。 Diablo III RMT なお現在,オークションハウス以外は正常に機能しており,通常のプレイに問題は出ていないとのこと。サーバーを巻き戻す“ロールバック”までは計画されて いないようだが,エクストリームケースのテストを行わなかったBlizzardの責任も重大だと思われるだけに,今後の進展に注目したい。